結婚披露宴で奇抜な格好を

二度と結婚披露宴やらぬ。「何故?」君も見たろう?ふんぞり返る連中を。「まー、仕方が…。皆、お知り合いだから。ね?」

彼らは僕を嫌っとる。なのにわざわざ、結婚披露宴へ来たのは、君目当てさ。或いは、嘲笑う為。最低だ。

「もう!折角の挙式前とゆーに。皆、祝ってくれようと無理して必死に…」やめろ、偽善だ偽善!全部嘘っぱちさ!これほど人を憎み、嫌った事は…!

「えー」来客が結婚披露宴で奇抜な格好をし、あろう事か、罵詈雑言の嵐。これほど無粋な事、前後であろうか?前代未聞!

警備員がつまみ出すまで、じっと堪え、面前で辱めを受け、もはや…。「お願い。気持ち察するけど、落ち着こう?」落ち着けるものか!

「きゃっ、痛い」あ、すまん。突き飛ばすつもりは。「あぁ…貴方、まるで人が変わったような態度」違う!その!奴等が全部!

「一応、あれも私にとって兄と親友達なの…彼らに代わり、心から謝るわ。だから、許して頂戴」君は天使だな。結婚披露宴、やり直そう。